カップルで学生ビザを申請するメリットとデメリット

オーストラリアでは、自分のビザを利用して家族やパートナーを呼び寄せたり、申請そのものを一緒にすることができます。その中でも私が利用しているディファクト(事実婚)学生ビザについて『メリット』『デメリット』を紹介します。

カップルで学生ビザを申請しようか迷っている人のためにリアルなところを書いていきます🙌

申請に必要な書類や費用を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください⬇️

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ディファクトVISAを申請するメリット・デメリット

メリット

まずは、カップルで学生ビザを申請することで得られる大きなメリット2つ。

ディファクトで滞在している方は学校に通う必要がない

 メインになる申請者が、学校に通うのは当然ですがディファクトの申請者はあくまで付属の申請者なので学校に通う必要はありません。ということは、フルタイムで働くことが可能になります。(*2022年12月現在コロナの影響で、労働制限が解除されています)

総合的なビザ費用が抑えられる

 学生ビザを申請するほとんどの場合が数年単位になると思いますが、学校に通うとなるとそれだけ費用がかさみます。生活費や学校以外に働ける時間を比較すると個々で学生ビザを申請するよりも余裕が生まれます。

デメリット

申請をする上で避けられない大きなデメリットがこちら。

国内申請はビザ申請料が高い

 総合的に見ると費用が抑えられますが、初期費用で比べると申請費用が高くなります。ただ申請料が一人分追加でかかるだけではなく、国内での2回目以降の申請は追加で$700 別にかかります。

申請に必要な書類が多い

 当たり前ですが、結婚をしていない2人の関係を証明し一つのビザを一緒に利用する正当な理由が必要となると結構な書類が必要になりますし、時間もかかります。

意外なデメリット

私たちは永住権を見据えた上での学生VISA申請だったので、数少ないネット上の情報だけでは見落としそうなデメリットがディファクト ビザにはありました。

ディファクトビザのキャンセルは将来的にダメージが大きい

 事実婚を証明してまで申請するビザですので、仮に関係が破上して別れることになると移民局への印象はよくありません。別れることが理由でなくても、ディファクトを離脱するということは将来的に別のビザを申請する時に追求される可能性もないとは言えません。

ディファクト側は正式な学校に3ヶ月以上通うことはできない

 メリットともとれた学校に通わなくても良いという条件ですが、デメリットにもなります。特に永住権を視野に入れている方だとわかりますが、「IELTSのために語学学校へ通いたい」とか「自分も永住権につながる勉強をしたくなった」となってもディファクトではそれは叶いません😥

永住権の可能性が狭まる

 それぞれが永住権につながる勉強をすれば、それだけ可能性が上がります。が、ディファクトはビザの面で片方に頼ることになりますので可能性は一方だけに託されてしまいます。さらに、現在のオーストラリアでは永住権を取得するのにカップルよりもシングル(1人で申請)の方が優遇されています。

私たちがカップルで学生ビザを申請した理由

デメリットが意外と多いのがディファクトビザのリアルです。それでも私たちが申請した理由をお話しします。

一つ目は、永住権を取りにいくにあたってお互いのサポートが必要だったということ。

お互いが別々の職種を目標にして勉強をしていった方が永住権を取得するには可能性が広がりますが、そうなった場合、学費が2倍になること。高確率で数年のうちにビザのために離れた場所で約3年間、別々の生活を送る必要が出てくること。(大都市よりも、田舎で働く方が永住権に繋がりやすい。が、職種によって地域が異なるため)

特に、オーストラリアでの留学生に対する学費はかなり高額です。にも関わらず学生ビザは、2週間で40時間までという制限があります。(*2022年12月現在コロナの影響で、制限が解除されています)

となると、質全的にキャッシュジョブをせざるを得ない状況になります。実際のところ、この条件下で学費を賄うのは不可能な学生がほとんどなので、キャッシュジョブをしている人は結構います。

私はキャッシュジョブをするつもりはなかったので、学校に行く必要のない私が金銭面でもサポートをするつもりでディファクトビザを選んだということになります。

2つ目の理由は、私には別にやりたい事があったから。

2人で永住権を目指すのに、自分勝手なようにも思えるかもしれませんが

私には2人の将来を考えた時に、今のうちから始めたい事がありました。オーストラリアで今のパートナーと出会ってからはプライベートの時間を大切にしたい思いが強くなり、そのためには時間を効率よくお金にすることが必要でした。

私の仕事は永住権にはつながりませんが、私たちの将来につながると確信して選びました🙂

ディファクト ビザ が合っているカップル

私たちの場合、長い将来を見据えた時に、最善だと思えたのがディファクトVISAを利用する事でしたが、

人によっては、永住権に関係なくオーストラリアでの滞在期間を伸ばしたいという方もいると思います。余計な学費を抑えるためにも、お二人の事実婚証明ができるのであれば、ディファクトVISAを利用するのが得策だと思います🙌

例えば結婚が前提の真剣な関係であり、この先別れる可能性が低い場合。ワーホリや他のビザの選択肢がないが、オーストラリアの滞在を伸ばしたい。など、、、

ディファクト ビザ をお勧めしないカップル

逆に、上の条件に当てはまらない人はお勧めしません!!!

最も危険なのが、2人の関係そのものが安定していない場合。その時はいいかもしれませんが、関係自体が不安定な場合この先別れる可能性があります。いざ別れたいとなっても、ビザの事が面倒だからダラダラと付き合うとなったら時間のムダです、、、😥

そうならないためにも、申請前にお互いの関係がどれくらい真剣なものなのかを確認する必要がありますね👍

最後に

現在は、コロナの影響で労働時間制限がありませんが、それでも学費を自力で稼ぐとなるとかなり大変です。心に余裕を持つためにディファクト ビザ という選択もありますが、あまり焦って決断をせずにゆっくりと考えることをお勧めします。

私自身、何度も後悔しかけたことがあります。お二人の関係がどれくらい真剣なものなのか、お互いの方向性は一致しているのかなどを一度話し合ってみてください😊

どちらか一方に負担が大きくかかったりすると不満が出てきて、すれ違いにつながります。学費や生活費、家事の分担はどうしていくのか、、、細かく話し合いをしておくと良いですね😊

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