賃貸退去時のクリーニングや修理のあれこれ
シドニーでの引越し2回目を終え退去時に気を付ける部分や、出来るだけ費用を抑えるためにできることをまとめておきました。
賃貸の掃除(End of lease cleaning)
不動産屋から借りている部屋は基本的に掃除の義務はテナントにあります。ルール的には、自分で掃除するもよし、業者を自分で雇うのも良しです。が、かなり細かいところまで綺麗にしている必要があり、元の状態に近くないといけません。
アドバイス
プロの業者は費用が高いからといって安い業者を自分で雇うのはお勧めしません。賃貸マンションの管理会社や担当の不動産屋と提携しているところに依頼するのが安全です。掃除が不十分だと自分達に責任が来て後から追加で費用が嵩むことがあります。
私も以前Airtaskerというローカルのサイトから個人的にクリーナーを雇ったことがあるのですが、あまりにもひどい結果で新しく業者を頼む必要があり散々な思いをしました。
不動産屋がちょっとズルいようなところだと、彼らのお抱えのクリーナーにお願いをしても後から難癖つけてボンド(敷金)から差し引こうとしてきたりします。
アドバイス
クリーナーのミスで傷がついてしまったり、ダメージになってしまうこともあります。正直に向こうの責任だと認めることはほぼないので、掃除が入る前に隅々まで写真に残しておきましょう。
お家にカーペットがある人は事前に「カーペットのクリーニングの義務はテナントにあるのかオーナーにあるのか」の確認をしておきましょう。自分達に義務がある場合は「スチームクリーニング」を依頼する必要があり、もちろん追加で料金がかかります。
家の破損部分の修理
壁の小さな傷や、凹みは自分達でも簡単に治せます。
Bunnings Bunnings にはありとあらゆるアイテムが安く揃っており、素人でもある程度のことならここで調達することができます。
私が自分で直した部分だと以下の通り
壁の穴・シミ
まずは自分の壁にあったペンキを見つけるために色のサンプルカードを取りに行きます。家に戻り、マッチする色を見つけます。(これが意外と難しい)
破損した部分が壁から取れたりしていたらその部分をBunnings に持っていき、色を直接スキャンすることもできます。
パテが固まるのを待ったり、ペンキを重ね塗りして、やすりで表面を滑らかにしたりと一瞬で治るものではないですが、とても簡単で費用も50ドル以下で済みます。
ドアノブ
ドアノブもまた、自分で取り替えるにはさほど苦労しない部分でした。大体のサイズ、ドアの厚みなどを測ってBunnings へ行けば最低20ドルから鍵付きのドアノブを買うことができます。
一緒にドライバーも安いものを買っておきましょう。
電球・ダウンライト
部屋の電気類も、基本的にはBunnings で手に入ります。ダウンライトも一見難しそうですがYoutubeで取り外し方も出てきますし、サイズや、色などを確認して合ったものを購入すれば簡単に取り替えられます。
注意
安い業者を使った粗悪なリフォームをしているアパートだと、簡単には取り替えられない場合があります。オーナーとの交渉次第ではありますが、自分達で交換できないとなると
たった30ドル程度の電気の交換のために作業料200ドルを払って交換してもらうことになります。
家具の撤去
家具を残していってもいいか、撤去する必要があるかは不動産屋と話し合って決められます。
状態の良い家具なら、残していってもらって構わないという場合もあります。全て撤去する必要があれば、早い段階から家具をどうするかを検討しておきましょう。
アドバイス
処分するにはまだ使えるのに勿体無い。というのなら、Facebookにあるマーケットプレイスを利用して、安く必要な人に譲ることもできます。Pick up only にしておけば取りに来てもらうだけなので、簡単です。
最後に
元々あった家具の破損や、自分で修理した部分が十分綺麗になっているかなどの判断は全てオーナー/不動産屋次第です。
退去をする前に一度相談をして確認をしてもらうことで、後から問題が起こりにくくなります。