オーストラリアと日本の働き方の違い「日本人は真面目すぎる」
オーストラリア在住5年目の今、日本で働いていた頃を振り返ってみると多くの点で変化したことがあります。
働き方がそもそも違うのもありますが、「マインド」の変化も大きいことに気づいたので、皆さんの参考になればと思い、オーストラリアと日本の働き方の違いを記事にすることにしました。
給料形態
給料自体が日本よりも高いことはご存知の方が多いのではないでしょうか?
オーストラリアに来る人のほとんどは時給制から働くことが多いと思いますので時給の話をします。
この国では、ポジションやスキルレベル、平日と休日などから細かく時給が指定されています。
フルタイム(正社員)の最低時給は$21.19(約1,900円)
カジュアル(アルバイト)だと$26.49(約2,380円)*アルバイトは雇用の面で保証されない部分が多いため最低時給が高め
アルバイトだと日本の2倍。
さらに、週末には1.5倍の時給。祝日には2倍の時給が義務付けられています。
労働側にとってフェアな給料設定ですね😊
上限収入がありますが、10%の税金を給料から引かれたとしても手取りは十分残るのは明らかですよね。
ちなみに年収だと州ごとでも変わってきますが、私のいるNSW週は
フルタイム(正社員)週平均38時間の労働で、年収780万円が平均(全職種)、飲食業回でも540万円。
仕事の仕方
①長時間労働はしない
これは能力や職種が関係してくることですが、残業をしないといけないほどの仕事量が与えられることはほぼありません。
みんな早く帰りたいというのもあると思いますが(笑)時間内に終わらせる、もしくは明日以降に持ち越せる仕事などを考慮して重要なことを先に片付けていきます。
②能力主義
オーストラリアでは日本よりも経験やスキルを重視して採用する傾向にあり、私たち日本人の最初の難関でもあります。学歴や年齢よりも先に経験を聞かれます。
新人を1から鍛えるのには時間も労力も必要ですから、他の人の負担を増やさないためにも即戦力が必要なんですね😶
逆に経験とスキルがあれば、時給の高いポジションで働くことができますのでキャリアアップにも挑戦しやすいのは魅力の一つなのではないでしょうか。
③意見を主張できる
これができるのとできないのでは、職場でのストレスが大きく変わります😱
オーストラリアにだって、頑固で聞く耳を持たない人というのはどこに行ってもいます、、、😅
ですが、働き手の意見を聞き入れる機会や雰囲気があり自分の主張を躊躇することは少なくなるので、問題の解決が早い。むしろ、はっきりと意見が言えないと仕事ができないように見られてしまいがちです。
コミュニケーションの中で意見を交換していくことで自分の考え方を改善できるチャンスでもあると思えると良いですね✅
プライベートを大事にしている
オーストラリアではプライベートを優先している人が多く、それが文化であり当たり前なこと。
朝早くに活動を始めて、早い人では2時には仕事を終えます。平均で見ても4時には仕事を終えているので、ゆっくりとその日を締めくくることができます。
仕事後にビーチに行ったり、パブで軽く飲んだり楽しみ方は色々ですが毎日を無駄にしていない感じが良いですよね😊
家庭がある人は、家族との時間を確保できるのは理想じゃないですか?
当たり前であるはずのプライベートな時間の確保ですが、日本にいた頃はなかなかそれができていなかったなと、今になって思います。
平日は仕事からヘトヘトで帰って、ご飯食べて寝るだけ。休日も疲れが取れなくて家に引きこもってばっかりで、友人との約束はいつも1ヶ月前から予定を合わせたりしていました😥
プライベートを優先するのが当たり前だと言いましたが、ということはそれだけ仕事場での理解があるということです。「友達や家族と旅行に行きたいからお休みが欲しい」と聞いたとしても、大体が協力してくれますし最初から嫌な顔をする人はいません。
超日本人気質な私は、いまだにシフトの調整をお願いしたり、お休みの希望を伝えるのに気が引けてしまいますが、それでも自分を犠牲にせず一番大切なことを考えてプライベートを優先できるようになりました🙌
これが「あー今日仕事だるいなぁ。休みたい」みたいに怠けになってしまうとダメですけどね。仕事をしっかりとこなした上でのプライベートであることはオーストラリアも同じです。
日本人は真面目すぎる
最後に、日本人の真面目さについて気づいたこと。
日本で社会人をしていた人はオーストラリアで働くときに「真面目すぎる」ように思います。上でも書きましたが、自分を犠牲にすることが多い日本人の働き方はオーストラリアではやりすぎです。
自分がキツくなることでも受け入れてしまったり、真面目すぎるが故に自分自身を過小評価をしている人が多い😥
もっと自信を持って仕事をした方が、周りも一緒に働きやすいですし、自分自身のステップアップもしやすくなります。
オーストラリアでは頑張りすぎない働き方が主流です。適度に力を抜いて全体の効率を上げることを考えています。
それに、無理だなと思ったことに「NO!!」と言えるのは仕事以外でも必要なことですしね。