【日韓カップルの記録】毎日が喧嘩ばかりの2年間から変わった理由

同じ日本人同士でも喧嘩は避けられないもの。それが国籍の違う相手との付き合いとなるとさらに難しくなりますよね。

文化の違い、意見の違いなど色々なすれ違いから別れを選ばざるおえないカップルはたくさんいます。

私たち日韓カップルも今年で3年目となり、ここで一度2人の関係性がどう変化してきたのかをお話ししたいと思います。

日本人の私と韓国人の彼氏
オーストラリアでの記録

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付き合い始め

私たちはもともと友達という関係から「大喧嘩」がきっかけで付き合うことになったカップルです。笑

そんなスタートでしたが、付き合いたては喧嘩と言っても私が腹を立てて、彼はできるだけ理解しようと口論を避けるために「彼が折れる」というような常に私が優先的な状態。

私の根っからの性格は、負けず嫌いで筋が通っていないことは絶対に受け入れない 長女気質だったこともあり、気になることがあるとすぐに解決をしたくて、しょっちゅう文句を言っていました。彼は英語がまだカタコトで、私に自分の考えることに苦戦していたのを覚えています。うまく言葉にできない、言い返せないのがストレスだったと思いますが、彼から声を荒げられることはありませんでした。

初めての大喧嘩

私が本音を言うことで関係が悪くなるのが怖くて、いつも不満を溜め込み、ふとした瞬間で感情的に怒ってしまうのが常習的に。それについていけない彼から「小さい不満でも溜め込む前に話してほしい」と言われ、そこで初めて本音を伝えても大丈夫な関係なんだと気づきました。

それからは小さなことでも伝えるようになったのですが、それが度を超えてただの愚痴のようになってきてしまいます。

2人の将来について話し合うようになったこの時期(ビザのことなど)に、意見がすれ違うことが多くなりお互いに普段のストレスなどから、ついに大喧嘩になってしまいます。

この時は、仲直りをするも完全な問題解決にはならず、また少しずつ話し合いをすることにしました。お互い思っていることがうまく伝わらず苦戦したのもこの時が初めてでした。

喧嘩をする毎日

何度も話し合い、2人の中で遠距離になる選択肢がなくなったこと、オーストラリアでキャリアを積みたいという意見でまとまり、いよいよ本格的に将来の設計プランかつビザの手続きがスタートします。

私たちはカップルで一緒に学生ビザを申請することになったのですが、その申請には通常よりかなり手間がかかります。急いで用意する書類や、足りない資料は日本と韓国から取り寄せ、2人の関係を証明するために共用の銀行口座開設など半年では足りないと感じるほどでした。

カップルあるあるなのでしょうか、彼はビザの申請のことよりも将来への不安で頭がいっぱい。私はビザ申請のためできるだけ早く必要なものを揃えたい。あれやこれやミスがないよう必死に駆け回る私と、仕事で手一杯な彼ですれ違いが起こり毎日喧嘩ざんまい。

結局、私がほとんどの手続きを済ませ、なんとか申請に間に合ったものの、もちろんそこで不満が消えるわけもなく、、、。終いには私の誕生日にレストランに行こうと誘われ、訪れたレストランで店員さんのちょっとしたミスから彼が不機嫌な態度をあらわにし、そこで私の我慢は限界。

誕生日を台無しにされたショックで怒りがピークに。

家に帰ってからは彼に「なぜ、わざわざ私の誕生日にまで雰囲気を壊すような態度をしたのか」と何度も何度も泣きながら訴えかけました。自分が悪いのだと分かっていたのと普段のストレスも相まってか、初めて彼が泣く姿を目の当たりにします。

驚すぎて怒りを忘れ、すごく悲しかったけどそれ以上は責めるのをやめました。

その後も毎日毎日、本当に毎日喧嘩。

気づくとそんな生活が2年も続いていました。

別れの危機

2年の喧嘩三昧な日々の中で3回も別れようと決断したことがありました。

1回目は、彼から喧嘩の勢いで「今すぐ別れる」と言い放たれ私も承諾し彼が家を出ていくも、後日別れるには簡単すぎる決断をしてしまったと謝罪を受け、関係を修復することに。

2回目も似たようなケースでしたが、私が限界を感じ別れを告げ家を出ていくことに。少しだけ後悔はあったものの、ここで終わるのであればそれまでだったのだと自分に言い聞かせ新しい家探しをしていましたが、彼はそのタイミングでも同じような謝罪をし、引き留めます。

3回目、大喧嘩をするたびにひどい言葉で罵られ、自分を否定されることに疲弊し、もうこれ以上は続けていても何も変わらないし、自分を犠牲にするだけの人生だと荷物をまとめ家を飛び出しました。自分には大切にされる価値がある人は変わらないと自分に言い聞かせ奮い立たせていました。

この時ばかりは彼からの着信やメッセージも完全に無視していたのですが、彼の友人からもしつこく連絡が来るようになり、本人からの電話に応答。予想していた通りの謝罪から始まり、戻ってきてほしいと言われたので「人は変われないということを自分で証明したでしょ?」と伝えました。彼なりに、真面目に考えていたようで、いつものようなただの「Sorry」だけでなく、自分のしたことの重大さと今まではこれが自分だからと主張していた部分も本気で変えていくから最後のチャンスをくれと、、、。「ここでチャンスを与えることで、後悔をする可能性の方が高い」とも思いましたが、私と一緒にいるために英語もうまく通じないオーストラリアでゼロからスタートさせる覚悟した彼を信じることにしました。

喧嘩を減らすために

彼が少しずつ変わる努力をしているのが、私にも分かるというのが喧嘩が減った大きな要因だと思います。私自身、細かいことが気になるとすぐに起こり口調で口うるさくなってしまわないように気をつけています。

やはり男性脳というのは、一度に集中できることはかなり限られており、それ以上はどんなに伝えようとしても雑音としか感じられず真面目に取り合ってもらえません。

女性の場合は気になったことはその場ですぐに解決したいという気持ちが優先されがちですが、そこをグッと抑え、話し合えるタイミングを変えてあげるのが得策です。一番いいのは、相手がしてくれたことを思い出すことです。特別なことではなく、日々の生活の中から見つけます。あなたが単に自分勝手になっているだけの可能性もあります。

自分がどうしても譲れない部分は感情的にならず丁寧に伝えます。相手が自分に向き合ってくれる時に落ち着いて話し合えるように心がけます。そうでないと私たちのような、どちらも頑固タイプが喧嘩を続けると収束に向かうどころか、別の揉め事まで入り混じってめちゃくちゃになります。

一度ヒートアップしてしまったら、一旦ストップ!

本当に解決するべきことだと相手も理解していれば、時間はかかっても必ず解決策を見つけられます。

今思うこと

これから先、まだまだ安定しない生活が続く予定です。そんな中でもお互いに協力し合い目標であるオーストラリア永住権を目指しながら2人の関係性ももっと良くしていけたらなと思っています。

「人は変わらない」は、ほぼ正しいというのが私の意見ですが、大切なものを失う危機感は人を変えるのかもしれません。

皆さんはどう思いますか?

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国際恋愛

Posted by ELICA