オーストラリア国内の送金、振り込みの種類とやり方
オーストラリア国内で利用されている送金方法を紹介します。実は口座番号だけでなく電話番号だけで送金できてしまったり、思っているよりも簡単にできることもあるので参考にしてみてください。
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BSB and Account Number
最も一般的なのが口座番号を使用した送金方法。
BSB: Bank State Branch の略で、アカウントがどこの会社のどこの店舗で作られたかを区別するための6桁の番号。支店番号に当たります。
Account number:個人のアカウントを区別するための口座番号。
送金先の口座の所有者の名前の綴りが間違っていても、番号さえ合っていれば送金できる事がほとんどですが、銀行によって送金を拒否されてしまうこともありますので、口座名には気をつけましょう。
口座番号を間違えていても、存在しない番号ならお金は数日で自動的に戻ってきます。
BPAY
BPAYは、セキュリティ面で安全であり簡単な方法で、光熱費の請求書の支払いを管理するのによく使用されています。他にも契約が生じるものや、公的な罰金などもこの方法で支払いする事が多く、オーストラリアの大手銀行なら必ず利用できます。
請求書に上記のような記載がされていれば、BPAYが使用できるという事です。
自分が利用しているネットバンキングまたはアプリの支払い方法の欄から見つける事ができます。
①Biller code の入力をする⏩ 番号が正しければ送金先の名前が表示されます
②CRN(Customer Reference Number) ⏩ 支払い者の区別をする番号ですので間違えのないように。
③支払い金額を入力⏩ 手動入力の必要があるので、金額が正しいかを請求書と確認。
④送金日程や送金元のアカウントの選択⏩ 自分の利用したいアカウント送金するタイミングを選ぶ事ができます。
私の経験談ですが、メールに記載されているReferenceナンバーがなぜか欠けており送金できない事がありました。添付されている元の請求書を確認して、必ずBPAYマークのある部分から支払いをするようにしましょう。
営業日の午後 5時30分までに BPay で行われた支払いは、その日に処理されます。それ以降の支払いは次の営業日に処理されます。
PayID(携帯番号)
簡単な設定さえしておけば一番簡単に個人間での送金ができる方法です。BSB、アカウントナンバーを入力せずとも、携帯番号、メールアドレスやABN / ACNだけで相手に送金ができてしまいます。
設定方法は自分のネットバンキングにログインし、PayID setting(または management) から自分の電は番号が設定できるかどうかを確認し、承認作業をしてから登録できます。
相手が電話番号を設定している場合は、名前が自動的に出てきますが本人の名前と一致するかを確認しておくことをお勧めします。未登録の場合は下のような警告が出ます。
その他
上記で紹介したものは、インターネット環境さえあればいつでもどこでも送金ができるシステムでした。
これ以外に存在する支払い方法としては
銀行のATMを利用する
利点は、現金を送金できること。オーストラリアではキャッシュレスが進んでいることもあり、現金が手元にあると煩わしかったりもします。手元の現金を請求書の支払いや送金に使用したい場合は銀行併設または直営のATMへ行きSending money to someoneを選び、指示に従って入力をしていきましょう。
AustralianPost
オーストラリアの郵便局。請求書の多くはAustralianPostに持っていくことで支払いをすることもできます。もちろん郵便局の営業時間に行く必要がありますが、この方法であれば確実にミスを防げます。
請求書の下の方に、AustralianPostのマークと一緒にバーコードが記載されていればそのまま利用できます。また、記載されている電話番号に電話をすることでどこからでも手続きをすることもできます。
この場合も現金を利用したいのであれば、直接店舗にいきましょう。
銀行の電話サービス
銀行へ直接電話して送金をする機会は普段の生活ではあまりないと思いますが、送金額が大きい場合など、窓口や電話のサービスを利用できるということも覚えておくといつか役に立つかもしれません。
何らかの理由で、オンラインバンキングもアプリも利用できない。カードの暗証番号忘によるトラブルで送金が自分でできない状況だったりすると、本人確認が認められれば銀行が手続きをしてくれます。