【NSW】の無賃乗車について(罰金・防止策・確認方法)
NSWの公共交通機関では、Opal カードかクレジット/デビッドカードを読み取り機にタップすることで利用することができます。乗車前のTap onと降車時のTap offが必須ですが、自分の知らないうちに無賃乗車してしまっている可能性があるかもしれません。
無賃乗車はどうやってバレる?
正直にいうと日常生活の中で、頻繁に無賃乗車している輩を目にします。バスの運転手は見逃すことが多いですし、電車の場合も改札を乗り越えてしまえば無賃乗車ができ、無人なら言うまでもなく常習者がたくさんいます。
意識的、無意識に関係なく無賃乗車がバレるには大きく分けて2通りあります。
トランスポート警察(完全無賃)
バスや電車の中で頻繁にランダムでトランスポート警察によって行われるチェックです。通勤、帰宅ラッシュの時間帯が多いですが、割と空いている時間でもよく出会します。警察に見つかった場合は$200(最大$550)の罰金。初めてなら注意で済む時もありますが、対応する人によります。
実は対応ができていないだけで、無賃乗車されやすい駅などは警察も把握しているのでしょう。改札が無い駅や、改札の見張りが緩い駅から警察が乗ってきて、電車やバスの扉がしまっている状態で検査を開始します。無賃乗車が認められた人には住所や連絡先などを聞いて履歴に残します。
悪質な常習犯だったりすると、逆ギレして逃げる人もいますが警察も追いかける様子が無い場面も見ますね。
搭乗履歴
これは不本意な場合が多いかと思いますが、Tap on か Tap off のどちらかを忘れた時や、接触が上手くいっていない時は乗車履歴に残り、あとからデフォルト料金がチャージされます。
デフォルト料金は利用した各サービスの上限チャージ額です。
知らないうちに無賃乗車になってしまう原因
Tap on /Tap offのミス
ちゃんとした改札であれば、タップできた上でバーが開くのでミスが起こることはありません。しかし、よくあるのが読み取り機のみの場合。
- 乗車時タップ(Tap on)できたかわからなくて2回タッチした⏩乗車記録がキャンセルになり、降りるときのタップが乗車記録になってしまう。
- 降車時のタップ(Tap off)が読み取られてなかった⏩降車記録がないのでデフォルトチャージをされる
トランポート警察のチェックでは乗車時のタップが2回されてしまっている場合は分かるので罰金を課せられることはありません。ただ、それ以外は自分で確認する以外わからないので、後日デフォルトチャージされてしまいます。
そもそものタップを忘れてしまう
読み込み機が視野に入りにくい無人の駅とかだと、タップすることを忘れてしまう可能性があります。私もよくトラム(light rail)だとタップしたか記憶にないことがあります。
Opalカードの残高が足りていない
オートチャージを設定していないとついついチャージを忘れてしまいます。警察によって見逃してくれることもありますが、原則罰金の対象です。
Tap onとTap offで違うカード・デバイスを使ってしまった
NSW transport ではTap on とTap offは同じカード(デバイス)を利用しなければいけません。Opal カードで乗ったらOpal カードで降りる。
同じクレジットカードでも、本物のカードと、Apple Wallet では違うデバイスのため同じものとは認識してくれません。
Tap on・offをチェックする・チャージする方法
ここから、自分が利用しているOpal カード/クレジットカードの番号から履歴をチェックしたり、Opalカードにはチャージをすることができます。
Contactless paymentsがクレジット/デビッドカード用です。「Check your statement」からカードの登録をします。過去に1度でも利用をしていないと登録はできません。
上の画像はタップミスをしたため「No tap detected」と表示されデフォルト運賃をチャージされています。
Opal カードは専用のアプリを利用することもできます。
最後に
自分がタップミスをしたと気づいてNSW transportに連絡しても、原則的に自己責任で修正や払い戻しはしてもらえません。が、ダメもとで問い合わせてみるのもアリです。⏬は私の例で、返金ではなくデバイスへのクレジットとして戻してもらえました。
「返金が認められるケースではないけど、今回に限り利用したデバイスに次回から使える$15.28分のクレジットをつけておくね」といった内容。
使うデバイスの統一や、Opalカードの残高には気をつけるようにしましょう。