Sydney賃貸の退去時にかかったお金
オーストラリアの退去時のルールは、日本とは少し違う部分があります。オーナーが負担するものと入居者が負担するものは契約書に記載されてい流のですが、多くの人が契約書を読まないため知らないうちにぼったくられてしまっている可能性があります。
退去時に必要な手順や、オーナーに交渉するべきポイントなども含めて
今回は実際にかかった費用を紹介します、、、が!!!
ここで公開しているものが全て支払うべきものではありませんので、退去時の費用を抑えるためにも
しっかりと注意点まで目を通してください🙌
何も知らないで、言われるがままに請求された費用を支払ってしまわないようにしましょう💰
退去時の基本的なルール
賃貸契約時に必要となるNSW Fair Trading で以下のように記載されています。
✅契約期間終了後、入居者は、入居開始時と可能な限り近い状態で物件を離れる責任があります。
✅テナントは、財産に損害を与える過失、または故意の行動に責任があります。
✅プロパティの元の状態は「Condition report」(入居時に必ず必要)に記載されている必要があります。
✅賃貸の引き渡しの際、家主または代理人と家主(エージェント)は、物件の「Final inspection」を行わなければなりません。
✅「Condition report」は、家主またはエージェント、および入居者が記入する必要があります。
✅家主または代理人は、入居者に「Final inspection」に出席するための機会を与える必要があります。
✅ただし、相手方が現れない場合は、相手方がいなくても報告書に記入される場合があります。
NSW Fair Trading
どれも重要ですが、私の場合は最後の2項目を知らされずに立ち会いなしでの「Final inspection」をされました。
日程の知らせがない場合は「Final inspection に立ち会いたいです」と主張してください🤚
「入居開始時と可能な限り近い状態で物件を離れる責任がある」というのが私たちの感覚とは少し違います。
契約書をよく読んで、退去時にプロのクリーナーを
手配する必要があるかを確認しましょう。
契約に従わない場合、家主(エージェント)が手配したクリーナー
の費用をボンドから差し引かれてしまいます。
特に記載がない場合は、個人で清掃することも可能ですが
「入居開始時と可能な限り近い状態で物件を離れる責任がある」
ことを覚えておきましょう。
以下のような部分は日本と同じで、普通の生活をしている上で避けにくい劣化の部分は入居者の責任ではありません。
免除されるもの | 入居者の責任になるもの |
---|---|
Faded curtains or frayed cords 色あせたカーテンや擦り切れたコード | Missing or torn curtains カーテンが無い、破れている |
Furniture indentations and traffic marks on the carpet 家具のくぼみ、通行の跡 | Stains or burn marks on the carpet カーペットの汚れや焼け跡 |
Scuffed up wooden floors 木製の床が擦れている | Badly scratched or gouged wooden floors ひどく破損している木製の床 |
Faded, chipped or cracked paint 塗装のひび割れ、色褪せ | Unapproved, poor quality paint job 未承認の塗装作業 |
Worn kitchen benchtop キッチン周りの消耗 | Burns or cuts in bench top キッチン周りの焦げ跡や擦り傷 |
Loose hinges or handles on doors or windows and worn sliding tracks ドアや、窓の歪み、とっての歪み | Broken glass 割れたガラス |
Water stains on carpet from rain through leaking roof or bad plumbing 雨や、配管不良で起こった水跡 | Water stains on carpet caused by overflowing bath or indoor pot plants お風呂や、観葉植物によるカーペットの水跡 |
Paint worn off wall near light switch 照明スイッチの近くの壁の塗料の消耗 | Damage to paint caused by removing posters stuck with blu-tack or sticky tape ブルータックや粘着テープを剥がしたことによる塗料の破損 |
修理費(個人手配)
私の住んでいた部屋は、綺麗でしたが内装がかなり安っぽい作りだったので壊れている部分が結構ありました。
参考になるかはわかりませんが、実際の状態を正直に書きます🤚
①一部がハリボテのような壁とドアだったのですが😅扉の取手は日に日に緩くなり、治すにも穴が広がっていてどうしようもなかったので緩いまま放置。
→これは修理費を請求されることはありませんでした。
②ハリボテを支えていた木のパーツが一つ上から降って来たこともありましたが、これも特殊すぎたので放置。
→おそらくエージェントもこんなことまで知らないのでしょう。こちらもスルーされました。
③バスルームの電気が2ヶ月という短さで切れる💡💦
→エージェントに報告をすると「電気の取り替えはテナントの責任」だそう、、、
言われるがままに承諾しましたが、この場合は交渉をして問題ないと思います。
この、たったの2ヶ月で切れたLEDライトの修理費に
なんと$353‼️
自分達で取り替えられないかと取り出してみましたが、安いものを使ったのでしょう
市販のものでは取り付けが不可能な状態に改造されていました💦
しょうがないので渋々プロに来てもらい交換をしました。
それ以外にも、キッチン下の水漏れやWi-Fiの不具合などもありましたがエージェントが業者を手配してくれたので、費用はかかりませんでした。
清掃費用
この部屋の契約はプロのクリーナーを手配する必要がありました。
自分達で業者を見つけることも可能でしたが、後からイチャモンをつけられるかなと思いエージェントが用意しているクリーナーに依頼しました。
2ベットルーム(カーペット)、キッチン、バスルームで
$550💰
退去時の鍵を返却してくれる。とのことで結局言われた通りにしましたが
そもそも、退去時の「Final inspection」には立ち会えたはずですし、その時に鍵の返却が可能です。
よほどの理由がない限りは、自分達でクリーナーを手配して「Final inspction」にも立ち会いましょう🙌
こちらがシドニーの一般的な「End of lease Cleaning」の費用。
1ベッドルーム(カーペットなし) $150〜$200
2ベッドルーム(カーペットなし)$210 (カーペットあり)$250
3ベッドルーム(カーペットなし)$260(カーペットあり)$290
私が請求されたものの半額以下です😅
私は退去の日まで日にちがなかったのでエージェントの言われるままにしてしまいましたが、彼らは私たちが留学生だと知っているので、なんでもかんでも言う通りにさせようとしてきます。
情報弱者はいいカモですですね、ほんとに。気をつけましょう‼️
Final inspection 後の請求
①マットレスの汚れ$200
エージェントの言い分としては「汚れているものを次のテナントに提供できないから、新しいものに買い換える必要がある」とのこと。
私たちが提供されたときにはすでに汚れがあったのに、一体何が違うのか🧐
入居時に撮影した写真をもとに、抗議しました。
②カーペットや壁の破損$88
カーペットは不注意で破損してしまったので、これは仕方ありません😥
壁の破損部分に関しては、こちらも元々あったものだったので写真と共に交渉をしました。
「Final inspection」に立ち会うことができれば問題ないのですが、
これらの請求は何もしないと、同意を待たずに勝手にボンドから引かれてしまいます。
意義がある場合には、すぐに連絡をして抗議しましょう。
入居時に小さな汚れや破損部分をしっかりと撮影しておくことが重要になりますね💡
最後に
退去時のトラブルや、余計な出費を避けるには入居時に細心の注意を払う必要があります。
面倒ですが、契約書を読んだり入居時の状態確認はかなり必ずするようにしましょう。
そのために「Condition report」が存在します🙌