オーストラリアの『Relationship Certificate』申請方法
こんにちはElicaです😊
皆さんはオーストラリアにはRelationship Certificate(事実婚証明書)なるものが存在することをご存知でしょうか?ここにたどり着いた方のほとんどは、申請方法や申請が降りるまでのプロセスを知りたいという目的だと思います。
カップルでのビザ申請で有利な証拠の一つであり、将来的にも便利な証明書になります。
この記事を見つけていただいたからにはがっかりさせないよう細かく書いていきますのでぜひ参考にしてください😉
(私が申請したのは2021年の3月)
(2024年3月情報更新)
Relationship Certificateとは?
Relationship Certificateとは、オーストラリアで事実婚が認められる条件(12ヶ月以上の同棲)を満たさない、婚姻関係にないカップルが「Relationship Register」をすることで取得することができる「事実上の結婚関係の証明書」です。
例えばビザの申請(パートナービザ、学生ディファクトビザ etc.)をする際にこのRelationship Certificateを事実上の結婚関係にある証明として使用することが認められています。
簡単に言えばカップルでビザ申請をしたいけど12ヶ月の同棲が証明できない人のための証明書です📄
申請に必要な書類と条件
2人が普通の恋人関係にあるのであれば Relationship Certificate の申請条件は厳しくありません。
- over 18 years of age;(18歳以上)
- not married to each other or anyone else;(申請するパートナー以外と婚姻関係にない)
- not already in a registered relationship under this Act or in another state or territory in Australia;(他の州で申請をしていない)
- not in a relationship with another person;(浮気はしてません)
- not related by family.(パートナーは家族ではなく赤の他人です)
真剣な交際を証明書にしてもらうだけですのでほとんどの人は心配ないでしょう🙂
Online からの申請かApplication to register a relationship(申請書)に必要事項を記入します。
次に二人とも用意する必要のある書類。
Identification for each partner
You must provide three forms of identification, one of each from categories 1, 2 and 3. If you are unable to provide identification from category 1, you must still provide at least three forms of identification. At least one of these must be from category 2 and two from category 3.(カテゴリー1、2、3れぞれから一つずつ。もしくは2から一つ3から二つの身分証明書が必要)
- Identity documents issued by overseas authorities must be translated into English by an accredited translator, i.e. National Accreditation Authority for Translators and Interpreters (NAATI).(全ての身分証明書は英語でなければいけません。とくに翻訳を必要とするものは政府認定のNAATIを利用した翻訳が必要です)
- If applying in person, you must bring the original documents.(全ての身分証明書は原本が必要です)
- If applying by post, you must enclose certified photocopies of each identity document. Do not send original documents with your application. See Page 1 for a list of Authorised Witnesses. A certified identity document is a photocopy which an Authorised Witness says is a true copy of the original.(郵送の場合は原本は手元におき、コピーを送ります。JPと呼ばれる立ち合い人に原本を見せ、サインをもらう必要があります)
1 | Australian birth certificate Australian Citizenship certificate New Zealand citizenship certificate ImmiCard Certificate of Registration by Descent |
2 | Australian driver’s licence Australian passport Firearms licence Foreign passport Proof of age card or photo card issued by an Australian State or Territory |
3 | Medicare card Private health care card Centrelink pensioner concession card or other entitlement card Australian Department of Veterans Affairs card Security licence Student or tertiary education ID card |
人によってはブリッジングVISAを利用している方もいらしゃると思います。許可証と書かれているのでブリッジングは利用できない可能性があります。(NSW serviceに直接聞くようにしてください)一応ブリッジングビザでも証明書の発行はVEVOからできますので⏬のサイトを参考に取得してください。
Proof of residency in NSW
ここからの書類はどちらか一人だけで大丈夫です🙂
4 | Council rates notice (issued in last 12 months) Recent utility account bill (electricity, water or gas) with current residential address (issued within last 3 months) Lease agreement |
At least one partner must reside in NSW and must provide an identity document from Category 4 with a current residential address.
どちらか一人がオーストラリアに住んでいると言う証明ができれば問題ありません。
NSWの運転免許証があれば上のカテゴリー2でも使用できます。それ以外に利用できる書類をピックアップしていきます。
賃貸契約をしている場合(シェアハウスや、バックパッカーは難しいと思います)
・Utility bills(光熱費の領収書)・Agent lease agreement with rental history ledger(賃貸の契約書)
働いている場合(タックスリターンをしたことがありなおかつ住所が変わっていない人)
・ATO Notice of Assessment(タックスリターンを申請する際に必要になる、ATOの査定通知がマイページから見れます)
・University / TAFE transcripts(大学や、専門学校のTAFEの卒業証明書)
車を購入した人
・Registration papers(車の登録証)
その他
・Private health care statements(保険のステートメント)
・Other government letters(政府からの手紙)
ポイント
大切なのは住所と、名前が全て一致していることです‼️
申請書の記入の際にも気をつけてください。
例えば;343−350 Crown st が正しい住所の場合、機関によってはハイフン(ー)の部分をスラッシュ(/)で343/350 で登録されてしまっていることがありますので、提出するドキュメントと申請書に記入する内容は完全に一致するように気をつけてください。
Witness のサインをもらう(JP)
全ての書類が揃い、申請書類の記入が完了したら次のステップです。😊
書類の提出にはJP(Justice of the Peace)と呼ばれるWitness(証人)のサインがないと申請ができません。
郵送の場合はJustices of the Peaceのサイトへ行き、場所と時間が合う人を見つけ連絡を取り、日取りを決めて本人立ち合いのもとサインをしてもらいましょう。JPに会う当日は書類の原本と申請書を持っていきます。
急ぎの場合は、Service NSWに直接行くの確実でいちばん早いです。その上、ほとんどのservice NSWにはJPがいますので、事前のWitnessのサインはなくても大丈夫です。書類がそろった時点で予約を取り当日は必要なものを持って受付へ行くだけです。
*郵送で書類に不備があった場合や、記入に間違いがあると再郵送などにかなり時間がかかりますが、直接Service NSWに行けばその場で訂正もできます。
申請料
NSWでの申請料をその場で支払います。
Relationship registration (includes 1 standard certificate)* | $244 |
(2024年3月時点)
Relationship certificateにはオペラハウスやハーバーブリッヂが描かれたものも追加料金で申請できますが、スタンダードの物だけでもビザの申請には影響ありません。
プロセス期間
申請直後に28日間のクーリングオフ期間があります。万が一申請を取り消したい人はこの期間中に報告をしなければいけません。
オンライン申請の場合⏩最大5週間
窓口申請の場合⏩最大6週間
私の場合は、3月上旬に申請→4月末に証明書が家に届きましたので2ヶ月かからないくらいで届きました。
審査のスピードに影響したかはわかりませんが、私はクーリングオフの期間が過ぎたあたりでダメもとで問い合わせをしました。(急ぎで必要なんだけど、、みたいな感じです)
もちろん「12週間はかかるから待ってて‼️」(2021年当時)と言われましたが、、、💦
*ちなみにRelationship certificateがビザの申請までに届かなくても、Service NSWでもらったサインいりのハンコがあれば、申請は受理されているということで申請書のコピーを使用することができるそうです。
アドバイス
Relationship certificateが必要だと分かった時点ですぐに必要書類を集めましょう、‼️
私たちは半年に1回程度引っ越しをしていたので住所の証明ができる書類がなかなか見つからず、とりあえず名前と住所が書かれている手紙をかき集めて
あまり時間もなかったため、何度も直接聞きに行ったりもしたした。
店舗によっても回答がバラバラだったりするので可能なのであれば対応の良い店舗を見つけられるといいです。
シドニーのシティではセントラル前よりもウィンヤードをお勧めします。2年前にRSAの申請に行ったときもそうでしたが、セントラルの店舗は対応がキツく、めんどくさいだけなのか的確な情報を教えてくれず、かなり待たされました。
今回の申請で4回セントラルへ行き分からなかったのでウィンヤードへ行ってみたところものの10秒で解決。JPが常駐している事もそこで知りました。😲
申請書も難しいことは書いていないので心配する必要はないと思います。
皆さんの申請がスムーズに進みますように😊
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