初心者からカフェで働きたい人へ「オーストラリアのコーヒー基礎知識」を教えます!!

2022年8月18日

せっかく留学へ来たからにはローカルで働きたいと思うのは当たり前ですが、

・海外で働くのもカフェで働くのも初めてで何も分からない
・面接に行っても、なかなか採用にならない

という悩みは誰もが一度は経験します。

特にオーストラリアのコーヒーは種類がたくさんある上に、人によってこだわりが細かく違ってきます。

そんな中、初心者でローカルの仕事を探すとなると結構大変ですよね、、、💦

✅オーストラリアのカフェ(特にローカル)で働きたいと考えている

✅経験も知識もなくて不安

✅トライアルまで進めても、そこから採用にならなくて悩んでいる

せっかくローカルのカフェで働くなら、キッチンハンドではなくウェイターからスタートしてバリバリ英語も使いたいですよね🧐?

今回はローカルカフェのトライヤルでも必ず役に立つ、コヒーの基礎知識とオーダーの取り方などを教えます。

一気に覚えるのは大変かもしれませんが、ライバルに差をつけるためには有力ですのでぜひとも役立ててください。

現役バリスタの私が、ただコーヒーの種類を知るだけではなく、カフェで働く側に必要な知識を教えます

スポンサーリンク

コーヒーの種類

☕️ブラックコヒー☕️

①Short Black / Espresso (ショートブラック/ エスプレッソ)

②Ristretto(リストレット)

③Long Black(ロングブラック)

④Iced Long Black(アイスロングブラック)

⑤Cold Brew(コールドブリュー)

⑥Batch Brew(バッチブリュー)

☕️ホワイトコーヒー☕️

① Short Macchiato(ショートマキアート)

②Long Macchiato(ロングマキアート)

③Latte(ラテ)

④Piccolo Latte(ピッコロラテ)

⑤Flat White(フラットホワイト)

⑥Cappucchino (カプチーノ)

⑦Mocha(モカ)

⑧Iced Coffee(アイスコーヒー)

⑨Iced Mocha(アイスモカ)

Short Black / Espresso (ショートブラック/ エスプレッソ)

エスプレッソマシーンから抽出されるコヒーショット。

基本的に、一回で2エスプレッソショットが出てきます。このショットを元に他のコヒーを作ります。

【オーダーの取り方】

Single Espresso /シングルエスプレッソ:1ショット
Double Espresso /ダブルエスプレッソ:2ショット
Short Black /ショートブラック:1ショット
Espresso /エスプレッソ:1ショットなのか 2ショットを聴きましょう。


シュガーは聞いても聞かなくてもOK

カフェによっては1ショットでも2ショットでも価格が変わらない場合もありますので、事前にチェックしておくといいですね。

Ristretto(リストレット)

こちらはエスプレッソよりも濃いコーヒーショットです。オーストラリアでは、Ristrettoを頼む人はあまりいませんが、たまに聞かれることもあるので覚えていくといいでしょう。

【オーダーの取り方】

Single Ristretto / シングルリストレット:1ショット
Double Ristretto / ダブルリストレット:2ショット
Ristretto / リストレット:1ショットなのか 2ショットを聴きましょう。


シュガーは聞いても聞かなくてもOK

エスプレッソとオーダーの取り方は変わりません。違うのは濃さだけです。お客さんに何が違うのか聞かれたら、「It’s stronger than espresso」とだけ答えれば大丈夫です。

Long Black(ロングブラック)

こちらは、お湯にエスプレッソを注いだもの。ほとんどのカフェはSサイズに2ショットを注ぎます。

【オーダーの取り方】

Long Black /ロングブラック
Black Coffee /ブラックコーヒー
Americano /アメリカーノ(たまに聞く)

ミルクとシュガーは必ず聞きましょう。
「Any milk or sugar?」

ダインインコーヒーの場合は、ミルクもシュガーも別で用意します。

Iced Long Black(アイスロングブラック)

その名前の通り、ロングブラックのアイスバージョン。こちらも2ショットのことが多いです。

【オーダーの取り方】

Iced Long Black / アイスロングブラック
Iced Black / アイスブラック


ミルクとシュガーは必ず聞きましょう。
「Any milk or sugar?」

Batch Brew(バッチブリュー)

フィルターコヒーのこと、ドリップマシーンを使って作ります。見た目はLong Black とほとんど変わりません

【オーダーの取り方】

Batch Brew / バッチブリュー
Brew Coffee /ブリューコーヒー


ミルクとシュガーは必ず聞きましょう。
「Any milk or sugar?」

Cold Brew(コールドブリュー)

Iced Long Blackに似ていますが、こちらはエスプレッソは使用しておらず抽出方法が全く違います。

常温の水を使って12時間〜18時間をかけてじっくりと抽出するので、Iced Long Blackよりも香りが良く、強いコヒーの味が楽しめます。

【オーダーの取り方】

Cold Brew /コールドブリュー
Brew Coffee / ブリューコーヒー

ミルクとシュガーを必ず聞きましょう。
「Any milk or sugar?」

Short /Long Macchiato(ショート・ロング マキアート)

シングル エスプレッソ ショットにミルクのフロス(泡)を乗せたもの。

これはエスプレッソに少しだけミルクの舌触りを楽しむものです。

【オーダーの取り方】

Short Macchiato /ショートマキアート:1ショット
Long Macchiato /ロングマキアート:2ショット


シュガーを聞きましょう。
「Any sugar?」

Latte(ラテ)

コーヒーの王道ラテは、エスプレッソショットにスチームしたミルクを注いだもの。

【オーダーの取り方】

Latte /ラテ
Cafe Latte /カフェラテ:オーストラリア人はあまり言いません


シュガーを聞きましょう。
「Any sugar?」

Piccolo Latte(ピッコロラテ)

小さいラテという意味のPiccolo Latte ですが、小さいグラスにエスプレッソ1ショットと残りはスチームしたミルク。ということは質全的に、Latteよりも強いコーヒーの味わいになります。

【オーダーの取り方】

Piccolo Latte /ピッコロラテ
Piccolo /ピッコロ


シュガーを聞きましょう。
「Any sugar?」

Flat White(フラットホワイト)

オーストラリアのコーヒーといったらFlat White(フラットホワイト)。

見た目はLatteとほとんど変わりませんが、一番上に来るフロス(ミルクの泡)が若干少ないという違いがあります。

【オーダーの取り方】

Flat Whit /フラットワイト/フラッワイ
Flat /フラット

Flatty/ フラッティ

シュガーを聞きましょう。
「Any sugar?」

Cappucchino (カプチーノ)

Cappcchino は Latte にチョコパウダーが乗ったもので、フロス(ミルクの泡)が多めです。

【オーダーの取り方】

Cappucchino / カプチーノ
Cap / カップ


No Chocolate on top /ノーチョコレートオントップ:チョコレートパウだを乗せない
Extra Chocolate(on top)/エクストラチョコレート:チョコレートパウダーをたくさん載せる


シュガーを聞きましょう。
「Any sugar?」

Mocha(モカ)

Hot Chocolate にエスプレッソショットを混ぜたもの。

【オーダーの取り方】

Mocha /モカ
Cafe Mocha /カッフェモカ


Strong とオーダーされたら、「コーヒー味」を強くしたいのか「チョコ味」を強くしたいのか確認した方がいいです。

たまにシュガーを入れて欲しいという人がいますが、すでにチョコレートで甘いので、基本的にシュガーは聞きません。

Iced Coffee(アイスコーヒー)

オーストラリアのアイスコーヒーには、アイスクリームとホイップクリームが入っていることが多いです。

Iced Latteを頼まれた場合は、アイスクリームもホイップクリームも入っていないもののことです。

Over Ice(氷)にミルクとエスプレッソショットを混ぜます。

【オーダーの取り方】

Iced Coffe /アイスコーヒー
Iced Latte /アイスラテ


どちらもアイスクリームとホイップクリームを聞いておいた方が無難です。
「Would you like any ice cream or whipped cream?」

Iced Mocha(アイスモカ)

その名の通り、Mochaのアイスバージョンです。

【オーダーの取り方】

Iced Mocha / アイスモカ

Strong とオーダーされたら、「コーヒー味」を強くしたいのか「チョコ味」を強くしたいのか確認した方がいいです。

アイスクリームやホイップクリームをセールストークでオススメしてみてもいいでしょう。

None caffein Drink(ノンカフェイン)

コーヒーが入っていない飲み物もいくつかあります。

  • Hot chocolate(ホットチョコレート)
  • Chai Latte(チャイ):シナモンパウダーが上に乗っています。
  • Taro Latte(タロ)
  • Macha Latte(抹茶)
  • Baby ccino(ベビチーノ):子供用のドリンク。たっぷりのフロス(ミルクの泡)とチョコレート、マシュマロが一般的。
  • Sticky Chai /Brew Chai(チャイティー)チャイの葉を使ったチャイラテ。Soy Milkで作られていることが多いので、大豆のアレルギーには注意。

【オーダーの取り方】

気を付けることはほとんどありませんが、Babychino以外はここにコーヒーショットを入れることができます。
その時『Dirty』と言うのが名前の最初に入ります。
例:Dirty Chai Latte(ダーティーチャイラテ)

Tea

English Breakfast Tea(イングリッシュブレックファーストティ)
Earl Gray Tea(アールグレイティ)
Green Tea(グリーンティ)

【オーダーの取り方】

Black tea(ブラックティ):English Breakfast Tea もしくは Earl Gray Teaのこと。
White tea(ホワイトティ):English Breakfast Tea もしくは Earl Gray Teaにミルクを入れたもの。

English Breakfast Tea / Earl Gray Tea:ミルクとシュガーを聞きましょう。

Green Tea
:この他にもPeppermint や Lemon Ginger などありますが、Black tea 以外は基本的にミルクもシュガーも入れませんので、聞かなくて大丈夫です。

ミルクの種類

ミルクの種類も豊富なところが、コーヒー大好きオーストラリアらしいです。

【Dairy Milk】

  • Full Cream Milk(フルクリーム):Cow Milk(カウミルク)とも呼ばれ、一般的な牛乳です。
  • Skim Milk / Skinny Milk(スキン/スキニー):日本で言う低脂肪牛乳。

【Dairy Free Milk】

たまに耳にする『Dairy Free』とは『乳製品が含まれない』と言う意味です。アレルギーの人もいれば、胃にあわないと言う人もいます。

  • Soy Milk(ソイ):豆乳です。コレステロールを含まない、健康効果の高いミルクです。
  • Almond Milk(アーモンド):ミネラルやビタミンが豊富で、Soy Milkよりもさらに体にいい影響があります。
  • Oat Milk(オート):タンパク質やコレステロールが豊富。最も牛乳の味に近いのがOat Milkです。
  • Lactose Free Milk(ラクトスフリー):Dairyを含まないミルクの中でも、アレルギー持ちの人向けのミルクです。

【オーダーの取り方】

Small Almond Cappucchino:スモール・アーモンド・カプチーノ
Small Cappucchino on Almond Milk:スモール・カプチーノ・オン アーモンドミルク

オーダーの聞き取り方

私が英語の聞き取りがまだ苦手だった頃に気を付けていたこと⏬

  • 相手の口の動きを見る
  • しっかりオーダーに集中する
  • お客さんのニーズを把握する

接客経験がある人には簡単そうに聞こえますが、英語での接客の経験がないとこれらのポイントが疎かになりミスにつながります。

相手の口の動きを見ることはリスニングが苦手なうちはお勧めします。視覚からも情報を取り入れるようにすると相手にも愛想良く見えますし、オーダーミスが減ります。

しっかりオーダーに集中するのも当たり前ですが、緊張して余計なことを考えやすくなってしまうので、意識してオーダーに集中できるようにしましょう。

お客さんのニーズを把握する

オーストラリアではいろんなバックグラウンドの人がいて、彼らの当たり前を押し付けられることは日常茶飯事。つまり、「オーダーを聞き取れている=正しいオーダー ではない」ことも多々あります。

分かりやすく例をあげて気をつけるべき点をいくつか紹介します。

「May I have a regular black coffee ?」

①上記で紹介した通り、ブラックコーヒーにはいくつか種類があります。大抵はロングブラックのことだと思いますが、念の為なら「エスプレッソだけなのか、ホットウォーターとエスプレッソなのか」を確認できます。

②レギュラーとは、サイズのことを指すことがほとんどですが、レギュラーミルク(full milk) の意味で言ってくる人もいます。「Regular size coffee ?(レギュラーサイズの〇〇コーヒーですか?)」と確認すると良いでしょう。

「Can I get a cappuccino、two?」

この最後の「two」はシュガーの数(ティースプーン)のこと。この言い方は一般的なのですが気をつけるべきなのは次の場合⏬

「Can I get cappuccino, two?」

アジア系のお客さんに多いオーダーの仕方です。

この「two」が意味するのはシュガーでない可能性が大。カプチーノが2つ欲しくて最後に「two」とつけています。日本語のように「カプチーノを二つください」と数の指定は後にする言語は結構あるみたいです。

差別的なものではなく、英語に慣れていなさそうな人のオーダーでこの言い回しの場合には「Would you like two sugar or two coffee ?(シュガーが2つですか、それともコヒーが2つですか?)」と聞き返してあげましょう。

「I would like to get a hot chocolate」

一緒にお子さんが見えた場合。

「Did you wanna make it warm?」または「Is this for your kid ?」と気配りをすることもできます。

手書きのオーダーの取り方【ドリンクコード】

手書きでオーダーを取っている場所はほとんどありませんが、手書きの方法を知っておくべき理由は

Take away(テイクアウェイ)のときに必要になるからです。

オーダーを取る時点で、コヒーカップの蓋に記号を書いて識別します。

このコードが分かるかどうかで、スキルに大きな差が見えるので是非とも覚えてください🙌

【コード一覧】

  • Short Black / Espresso: E
  • Ristretto: R
  • Long Black: LB
  • Iced Long Black: iLB
  • Cold Brew:CB
  • Batch Brew:BB
  • Short Macchiato: Mac
  • Long Macchiato: XMac
  • Latte: L
  • Piccolo Latte: P
  • Flat White: F
  • Cappucchino:C
  • Mocha: M
  • Iced Coffee: iL
  • Iced Mocha: iM
  • Hot Chocolate: HC
  • Chai Latte:CL
  • Babyccino: B
  • Strong/Extra shot: X
  • Week: W
  • Extra Hot: !
  • Warm: 〜
  • Suger: (at the end)
  • Half full: 1/2(at first)
  • 3/4 full: 3/4(at first)
  • Skim Milk:S
  • Soy Milk :Y
  • Almond Milk:A
  • Oat Milk: O
  • Lactose Free Milk:L
  • With Hot Milk:H/M
  • With Cold Milk:C/M
  • English Breakfast Tea:EBT
  • Earl Gray Tea:EGT
  • Green Tea:G
  • Sticky Chai /Brew Chai:CT

例:「Three-quarter Almond Flat White extra hot」➡︎3/4AF!

「Warm Soy Latte half sugar」➡︎YL1/2 〜

「Long Black with cold milk」➡︎LB c/m

最後に

いかがでしたか?

かなり内容がぎっしりなので覚えるのは大変かもしれませんが、カフェで働く人の基礎知識ですので

働き始める前に覚えておくと、後から仕事が楽になりますし

何より、採用率がグンと上がります。

この記事の内容をマスターしていれば「コーヒーのオーダーの取り方には自信がある」と言っても大丈夫です!!

この記事が、皆さんのカフェライフが良いスタートを切れる助けになれば嬉しいです。

スポンサーリンク