オーストラリア賃貸契約(引越し)前後に必要なこと
日本とは若干ルールが違うオーストラリアの賃貸。
今回は契約の前後に必要な手順、トラブルを防ぐためのアドバイス、などをしていきます。
初めての物件探し
以前にオーストラリアの賃貸契約をする方法で紹介した通り、オーストラリアの賃貸契約は早い者勝ちではなかったり、下見の方法も違います。
お部屋探しを始めるタイミングで、効率を考えて必要な書類は出来るだけ揃えておきましょう。
- パスポート
- 運転免許証
- 学生証
- バンクステートメント
- ペイスリップ
- 雇用契約書(新しい仕事についたばかりの場合)
- タックスリターンの通知(Notice of assessment)
- インボイス(ABN労働者の場合)
- 過去の家賃領収書
- その他、保証人や緊急連絡先の情報
①物件の下見(インスペクション)に行く
Realestate.comやDomain、Allhomesのようなサイトからきにになる物件を見つけたら、インスペクションの時間をチェックします。予約が事前に必要でなければ表示されている時間に物件のある住所に直接いきます。インスペクションの予定がない場合は、担当のエージェントにコンタクトをとります。
②アプリケーション(応募)
気に入った物件にはどんどんアプリケーションを送りましょう。内容は出来るだけ充実させ、アピールポイントも忘れずに付け足します。
契約(直後)
無事オーナーからアプリケーションが受け入れられれば次のステップです。本契約を完了するまでのデポジット(保証金)をまず支払う必要があります。そこから契約書にサインし、ボンド(敷金)を支払います。
①ガス・電気・インターネットの契約
基本的にガス・電気・インターネットの契約はテナントの責任です。エージェントから紹介してもらい契約をする方法か、自分で好きな会社と契約するか選べます。
②引越し業者/車のレンタル
引越しが決まった時点で予約します。もちろん引越し業者も利用できますし、運転免許があればBunningsなどのホームセンターから大きめのバンなどを100ドル以下でレンタルすることもできます。
③鍵の受け渡し
鍵の受け渡しの際には一応、気になる部分を再確認できるようにしておきましょう。
④エレベーターの予約
建物や管理人によりますが、引越し時にエレベーターの予約が必要な場合もありますので、事前にエージェントに確認しておきましょう。
⑤コンディションチェック
入居後1週間以内にコンディションチェックを完了する義務があります。
エージェントから渡された書類の写真と相違がないかを確認し、記録にない傷や汚れなどがあれば写真を撮って更新します。退去時のボンド返金に影響するので、しっかり細かいところまでチェックしておきましょう。
賃貸の退去時(引越し)
賃貸から別の賃貸に引っ越す場合です。
①契約を終了することをエージェントに報告する
大体2ヶ月前くらいになると、エージェントから連絡がきます。契約を延長できるかどうかはオーナーの状況によって変わります。延長が出来ないので出ていくしかない場合や、家賃を上げると言われるかもしれません。
②家の不具合の確認
テナントの不注意でつけてしまった傷や汚れは、自分でできるものは直すことをおすすめします。エージェントに任せると結構かかってしまいます。私はドアノブ交換や、壁の穴の修復くらいは出来ました。
③電気・ガス・インターネットの解約
引越しなら解約のほかに、住所変更という方法もあります。再契約するのではなく、引き続き同じ会社で契約をし住所だけ変更する方法です。[Sydneyの賃貸]1ヶ月の光熱費を公開(インターネット・ガス・電気)
④クリーニング
退去時のクリーニングは、End of lease cleaningと言いかなりのクオリティーを求められます。少しでも気になる汚れが残っていたりすると、ボンドから引かれてしまうこともあります。
クリーニング会社にお願いしてもいいですし、個人で経験のある人を雇ってもいいですが、出来るだけプロにお願いするようにしましょう。
⑤インスペクション
引き渡し時のインスペクションは立ち合いができるとベスト。エージェントと一緒に確認ができると後になって食い違いによるトラブルが起こりにくくなります。特に問題がなければボンドの返金がされます。
⑥Tenant History
Tenant ledger とも言い、今までの家賃の支払い履歴を残したものです。毎回レシートをもらっていたとしても、一応エージェントに作ってもらいましょう。次回の家探しに役立ちます。
最後に
エージェントの中には留学生を下に見て多く退去料を請求してくるところもあります。契約書にしっかり目を通し、エージェントの言われるがままにしないように気をつけてくださいね。