オーストラリア国内でビザの申請時のアドバイス
まず初めに、この記事は法律的なアドバイスは一切含みません。
この記事では、私のオーストラリア生活5年間の
経験から
・事前に知っていたらおきたかったこと
・こんな事をやっておくべきだった
というポイントをまとめています。
ちょっとした今の行動が、
将来(のビザ)を左右するかもしれないですよ。
過去の私がそうだったように、「今はまだオーストラリアに長く住みたいかは分からない」という人も一度は読んでおいてほしい記事です。
どんな時も書類は残しておく
オーストラリア国内から申請する(できる)ビザのほとんどが、書類命!ビザの申請に直接必要でないものもありますが、大体ここら辺は関わってきますので残しておく事をおすすめします。
Pay slip(ペイスリップ) | タックスジョブでもらう給与明細。収入、職歴の証明になります。 |
Tax invoice(領収書) | ABN(個人事業主)ワーカーは作らない人が多いですが、法律で義務付けられています。 |
雇用契約書 | 他にもオファーレターがあり、雇われる時に必要な書類。 |
家賃の領収書 | シェア、賃貸に関係なく受け取る義務があります。 |
賃貸系の書類 | 部屋を借りる時の契約書(agreement)、光熱費の領収書(bill)など |
政府や銀行からの手紙 | イミグレーション、ATO、スーパーアニュエーションから受け取った書類。銀行からもらうバンクステートメントなど。 |
以下の理由で、書類がスムーズに集まらない可能性があることも考えられると余裕を持って行動できます。
記載されている情報が間違っている/古いため更新手続きが必要
留学生に多いのがコレ。住所や職場が変わりやすいけど、特に問題にはならないため銀行や重要機関の登録内容を変更せずにいる。住所が一致していないため証明に利用できないなんてことが発生します。バンクステートメントがその一つ。
公式サイトへのアクセスができず書類がダウンロードできない
上で紹介した、イミグレーション、ATO、スーパーアニュエーション、ネットバンキングなどが代表的です。オーストラリアではほとんどの場合オンラインで書類の申請やダウンロードをすることができます。しかし、ログイン/個人情報が一致しないなどの理由で電話や機関に出向く必要が出てくることも珍しくありません。
例えばATOにアクセスする時は大半がリンキングコードというものが必要になり、取得のために電話をかけなければいけません。そして、これがまた繋がらない!待って繋がればいいですが、問い合わせの量が増える時期になると「混んでるから今日は繋げない」って勝手に切れる仕組みにさえなっています、、、。
これに繋がるのが次の注意点
ホリデー期間で手続きができない
問い合わせが増える時期というのが、ホリデー前。イースターやクリスマス、年末年始はオフィスは閉まってしまいます。
これはあくまで私の予想ですが、機関や会社によってはホリデー付近の問い合わせを「混み合っているため」という理由でそもそも受け付けないシステムにしているように思います。それでなくてもホリデーシーズンは休みを跨いでの手続きになる可能性が高いのでビザの申請準備の進みが止まってしまいます。
オーストラリアではホリデーの1ヶ月前の行動では休みを跨ぐ可能性があることを考慮しましょう。
書類発行のために必要な書類の発行に時間がかかる
例えば、ID(身分証明できるもの)にはパスポート以外に顔写真付きのIDがあると便利です。運転免許証の切り替えや、フォトカードには住所を証明できるものが必要です。バンクステートメントが住所の証明をするのによく利用されますが、これをもらうのに2日営業日かかる銀行もあります。
パートナービザやディファクトビザの申請には関係性を証明する書類が必要です。公的な書類だとRelationship Certificateが有名ですが、この申請に必要なBirth Certificate(戸籍謄本)は次で説明しますが、日本から取り寄せるだけでも時間がかかります。
日本からの書類は早めに申請
日本領事館がありますが、それぞれの申請から書類が届くまでにはかなり時間がかかります。ビザに必要な書類だと2、3ヶ月を見積もっておくのが妥当。さらに、日本語のみの資料は翻訳が必要。ただの翻訳ではなくNATIの資格がある人の翻訳のみが受付けられています。
ただ、書類の発行から有効期限が1年だったりもするので戸籍謄本、警察証明書などが必要だと分かった時点で申請時期から逆算して申し込むようにしましょう。
常に情報網を張っておく
今の自分に関係ないことでも、オーストラリアのニュースや移民情報には意識を向けておくと、突然の八方塞がりを防げますし、余裕を持って次のプランを立てることができます。
オーストラリアの移民法は目まぐるしく変わっていきます。どれだけいち早く情報を得て、行動できるかがオーストラリアで生き残るためのヒントだと思います。
貯金はしておくのが吉
渡豪前に貯金をしておくことはよく言われていますが、滞在中も意識的にお金を貯めておくと、この先の選択肢が広がると思います。
お金が理由で滞在延長を諦めるのは悲しいですからね。
知り合いに、永住権を目指しているのに今は貯金は必要ないと言い続けている人がいて、心配していたのですが結局ビザの申請前になってお金が足りなくて親にせがんでいました、、、。
英語はできなくても大丈夫とは思い込まない
移民方が改正した今、多くの人が英語力を必要としています。今までのように英語ができなくても5年10年滞在できちゃうことも減ってくると予想しています。
仮に、日本人には英語力が問われる機会が職の段階ではなかったとしても、パートナービザ以外、将来100%必要になります。滞在延長を諦める理由でお金よりも多いのが英語力。仕事をしながらだと尚更、英語の勉強に時間を割くのは大変です。時間に余裕のあるうちからコツコツと勉強していきましょう。
日本で社会人マナーがなくても生きてけるけど、あった方が色んな意味で有利に動くのと同じです。私は英語圏での英語の上達はマナーだと思っています。
まとめ
書類、お金、英語力、無いよりはあったほうが良さそうと思ったら大体ビザに関わると思って生活してみてください。後になって焦ることがなくなり、あなた自身の選択肢が広がります。
大嫌いなビザ申請。私の経験した嫌な思いを皆さんが少しでもしないで済むことを願っております。私に答えられる事ならいつでもお返事致しますので、気軽に問い合わせてください。