【オーストラリア】3ヶ月マッサージの仕事をした体験談
久々にオーストラリアで過去に経験した仕事の話をしたいと思います。ワーキングホリデー2年目の英語も中級程度のレベルで選んだ都市パースでマッサージ師として働いていた時の経験談を、給料や仕事内容など含めて記事にしました。
ワーホリ セカンドVISAをスタート
1年目で、ケアンンズのバナナファームで6ヶ月働き日本に帰国をしたものの、中途半端なワーキングホリデーで終わった気持ちが残りセカンドビザで戻ることを決意しました。
2年目のスタートに選んだのはパース(Perth)。
当時は1年目で、超初級だった英語力を伸ばしたつもりで若干の自信もありましたがローカルで働くにはやはり十分なトーク力がなく、仕事探しに苦戦、、、。
冬のパースはそもそも求人が少ないということもあり、中級程度の英語力では日本人を雇ってもらえる場所はジャパレスくらいしかないのかと諦めかけていました。
マッサージジョブの求人
当時シェアしていたルームメイトがマッサージ店で働いていて勧められたので、いくつか求人から応募してみることに。
残念なことに8割型のマッサージの求人はセクシュアルな業務が関係しているお店でした。
あるお店のオーナーが教えてくれた話ではほとんどのアジア系のショップはもともとは、ちゃんとしたマッサージ店だったところから、女の子の従業員がそういうことを隠れてお客さんにしていたりするようで、黙認しているお店が多いようです。
留学生やワーホリの子たちは特に、お金が欲しいので「割り切って」働いている子たちが多いのだそう。
そんな中、大型ショッピングセンターWestfieldの中にあるマッサージ店に面接に行ってみると、しっかりとしたお店のようでトレーニングをしてくれるそう。
ここで気づいたのは
①オーストラリアでは保険が適用されるマッサージ「リメディアル マッサージ」のメニューがあること
②営業時間が夕方までのお店
この二つの条件下ではセクシュアルなことをしているお店は少ないということです。
トレーニング開始
- 初心者にはトレーニングを提供
- 最低賃金$400補償
- 歩合制(販売価格の40%が手取り)
- ABN での支払い
歩合制でしたが、週$400に満たな買った場合でも給料は補償されていました。$400以降は歩合制で上乗せという形態でした。
トレーニングには最低でも3ヶ月かかると言われていたのですが、コツを掴むと簡単で1週間ですぐに覚えられたのにはオーナーに驚かれましたが、単に私に向いていただけのことだと思います。もともと人にマッサージするのが得意って人ならすぐに覚えられます!
ポイント
- 筋肉の状態が手の感触で分かる
- 皮膚が引っ張られてしまっていないか
- 骨を刺激していないか
- オーダーされた時間の配分
- 要望に柔軟に対応
違う人の身体で練習していくうちに感覚が掴めるようになりました。
個人的に一番大変だったのは時間配分と強めのマッサージ。
90分の全身マッサージとなると、正しいマッサージができていないと体力的にしんどくなってしまいます。全身の体重をうまく使ってマッサージできるようになるとなんて事ありませんでしたが、それまでは腕がよく筋肉痛になっていました、、笑
オーストラリア人は体の大きな人ばかり。強めのマッサージを要望されるのですが、これもまた自分の体が上手く使えていないと弱すぎると言われてしまいます。
3ヶ月働いてみて
平日は昼間くらいまではかなり静かで、やる事がないと暇で暇で仕方ありませんでした。
お店が空で同僚がいる日はおしゃべりしたりしていましたが、それ以外は英語の勉強をしたり映画を見たり、寝たりして時間を潰していました。
お客さんから見える時以外は割と自由だったのでストレスなく仕事ができていたと思います。チームワークというよりは、個人プレーの仕事ですので従業員同士で揉めることもほとんどありません。
家賃も今ほど高くありませんでしたし、最低時給が補償されていたからなんとか生活できていましたが、できた貯金は微々たるもので余裕はほとんどありませんでした。
語学学校にもう一度行きたいと思っていましたが、この時期にはかないませんでした、、。
マッサージの仕事をお勧めするのはこんな人
- 英語での接客が苦手
- 黙々と仕事をするのが好き
- 手に職が欲しい(簡単なもの)
- 職場での人間関係にストレスを感じたくない
逆にお勧めできない人はこんな人
- 仕事で英語を使っていきたい
- 学費を稼ぎたい・貯金がしたい
- 腕の力が極端に弱い
もちろん稼げるかどうかは、お店によります。私がいたのはショピングセンターの中。朝からマッサージを受けに来る人は限られています。駅の近くだったらもっと忙しいのかと思いますが、お店選びは慎重に!
私は3ヶ月が経った頃に3rd visa取得のためにタスマニアに移動することにしましたが、中には学生ビザで長いこと働いているという子もいました。
ちなみに、オーストラリアでリメディアルマッサージをする人は資格が必要とされています。ですが実際には資格なしでサービスを提供しているところがほとんどでグレーゾーンといったところでしょうか。そこらへんも理解しておく必要があるので気をつけてください。
後日談
私にとってはずっと働きたいと思えるような職種ではありませんでしたが、マッサージの技術を簡単に身につけられたのは良かったなと思っています。
今でも、私の周りの人にマッサージをお願いされるくらいには使えています。
将来的に、ピラテス系の仕事やビジネスをしていきたい人には経験を積む場として有効活用できると思います。実際に、学校で資格をとりながら雇われで経験を積んでいる人もいました。就労ビザの対象地域もあるので、会社からビザのサポートをしてもらうチャンスもあるのが魅力の一つだと思います。